タッチラグビーとは??
タッチラグビー (Touch Rugby) は、ラグビーからタックル、スクラムなどのコンタクトプレーと、キックをのぞいたパスゲームで、より親しみやすい簡易型フットボールです。
ラグビー経験者だけではなく、未経験者にも親しみやすく、子供から大人、年配、女性まで楽しめるスポーツです。
1960年代に、オーストラリアでラグビーリーグのウォーミングアップとして始められ、徐々に拡がり、ニュージーランド、欧米など多くの国で親しまれるようになりました。競技人口も50万人以上と、人気なスポーツになってきています。
日本においても、1989年に日本タッチ協会が設立され、全国各地に10万人にも達しています。
公式大会も「JAPANカップ」、「関西大会」、「関東大会」、「学生選手権」など各地で多数開催され、関西でも多くの大会が開催されています。
2015年タッチラグビーワールドカップの決勝戦
これが世界最高峰のタッチラグビーです。
タッチラグビーのルールは??
- 1チームの人数は6人(登録可能なのは1チーム14人)で選手の交代はいつでも何度でも可能。
- 試合開始は「タップ」による。これは地面に置かれたボールを軽く蹴り、両手で拾う。
- タックルの代わりにタッチ(片手または両手でボールキャリアの体に触れること。最小限の力で行う。強く押したり危険な行為とみなされると、反則になる)を使う。6回タッチされると攻守が交替となる。
- タッチされた後は、ボールを地面に置き、背後の『アクティングハーフ』、『ダミーハーフ』または単に『ハーフ』と呼ばれるプレイヤー(誰がなってもよい)へ足で転がすか、ボールをまたぐ「ロールボール」で試合を再開する。
- 相手側スコアライン(ゴールラインに相当)を越えて、タッチダウンゾーンにボールを持ち込むと『タッチダウン』として1点を得る。
- ハーフ(ロールボールを拾う人)が、タッチをされると、「ハーフタッチ」となり、相手に攻撃権が渡る。なおこのとき、ロールボールの状態から始めなければいけない。
- ハーフがタッチダウンすることは許されていない。
- タッチされた地点から前進して、ボールを置く(ロールする)と、「オフ・ザ・マーク」となり、相手に攻撃権が渡る。このとき、「タップ」で始めなければいけない。
- ボールを地面に落としてしまうと(ノックオンとは異なる)、「ボール・トゥ・グラウンド」となり、相手に攻撃権が渡る。ハーフタッチのときと同様、ロールボールの状態から始める。
ジャパンタッチ協会「試合ルール詳細」より
■ロールボール(※)による攻守交替スタートは、以下の場合に行われる。
1.プレー中にボールを落としてしまった場合
2.ハーフがタッチダウンゾーンにボールを付けてしまった場合
3.6回目のタッチが行われた場合
4.ボールを持っているプレーヤーがグラウンド外に出たり、サイドラインを踏んだ場合
5.タップ(※)を正確に行わなかった場合
6.ロールボールを正確に行わなかった場合■タップによる攻守交替スタートは、以下の場合に行われる。
1.フォワード・パス(前方にボールをパスする)
2.タッチ・アンド・パス(タッチ成立後に味方チームにパスする)
3.オフ・ザ・マーク(タッチが行われた位置を越えてロールボールする)
4.オフサイド(守備側チームのプレーヤーが、ロールボール時に5m以上、タップ時には10m以上後退しないで、攻撃側チームのプレーヤーに働きかける)
5.遅滞プレー(ゲームの進行を妨げる行為をする)
6.7人以上のプレーヤーが同時にグラウンド内に入る
7.交代違反(オフサイド位置で交代したり、ミックスゲーム(※)で男女の人数比を間違える、など)
8.クレーム・タッチ(タッチしていないのにタッチしたと主張)
9.力まかせにタッチする
10.不品行・不行跡